積立FXと外貨預金の違いとは?積立FXのメリット/デメリットをご紹介
Tomo
積立FXと外貨預金はどちらも外貨を積み立てて持ち続けるのですが、何が違うのでしょうか?

最近あまり外貨預金という言葉も聞かなくなってしまいしたが、よく比較される投資商品同士です。

ここでは積立FXと外貨預金を比較してメリット/デメリットをご紹介します。

1.積立FXと外貨預金の違いとは?

積立FXと外貨預金はそもそも取引形態が違います。

外貨預金にも積立に相当する定期預金があるので、ここではシンプルにFXと外貨預金で比較します。

・FXは2つの通貨を交換する取引
・外貨預金は日本円を外貨に換えて預金する取引


FXは差金決済による取引なので、必ず反対売買(買ったら売る、売ったら買う)します。

実際は外貨預金も預金を使う際は円に戻す方がほとんどかと思いますので実質同じですが、定義としては往復の取引か、片道の取引かという違いがあります。

※FXについては一部実需のための両替サービスを提供してるFX会社もあります。

他にもまとめると以下のような違いがあります。

①FXはレバレッジをかけられる
②FXの方が手数料が安い
③FXは売りから取引を始められる


ここまでですでに「あれ~??」と思った方はまずはこちらの記事をどうぞ↓↓

「FX(外国為替証拠金取引)ってそもそもどんなもの??」

では、順にみていきましょう。

① FXはレバレッジをかけられる

上記の記事の5章でも触れていますが、FXは証拠金取引なので最大資金の25倍の取引をすることが可能です。

外貨預金はあくまで預金なので、いま持っている金額分しか外貨で預金(取引)できません。

つまりレバレッジで表すと「レバレッジ1倍」です。

ちなみに積立FXの場合は商品の性格上通貨によって2~3倍のレバレッジが上限となります。

② FXの方が手数料が安い

手数料については、

大手銀行 > ネット銀行 > FX

という順に安くなってきます。

大手銀行で片道1~2円程度、

ネット銀行で片道0.02円から0.5円

FXの場合は手数料ではなく、買いのレートと売りのレートであるスプレッドが実質の手数料となるので、0.009円~0.002円程度となります。

また、FXは上記の通り手数料ではないので、コストは片道しかかかりません。

③ FXは売りから取引を始められる

株式投資の経験がある方はご存じかと思いますが、FXは売るものを今持っていなくても売りから始められます。

FXは差金決済のため必ず反対売買をしなければならないので、売りから始められるのです。

ただ、後述しますが積立FXの場合は買いからのみとなります。

まとめ

【FXと外貨預金の違い 】

①FXは証拠金取引のためレバレッジがかけられる
②FXの方が手数料(スプレッド)が安い
③売りから始められる(積立FXは買いのみ)

2.積立FXのメリットとデメリット

ここでは積立FXと外貨定期預金を比較してメリット/デメリットをご紹介していきます。

1章でだいたい予想できてしまうかと思いますが、積立FXの方がおススメです。

一番大きな理由が外貨預金と同じようなことを、より手数料を抑えてFXでできてしまうからです。

どういうことかと言うと、FXは最大25倍のレバレッジをかけることができます(積立の場合は通貨により2~3倍)。

もちろんレバレッジをかけないことも可能なので、レバレッジ1倍で取引してしまえば外貨預金と同じこととなります。

つまり、元資金と同じ円の現金分を外貨へ換えられれます↓

ここまでにもご紹介した通り手数料は圧倒的にFXの方が安いので、レバレッジをリスキーだと感じている方でもメリットになります。

FX特有のレバレッジをかけて資金効率良く投資したい方は、レバレッジをかけられることがそのまま外貨預金よりも積立FXで投資するメリットとなりますので、

①レバレッジをかけらえる
②手数料が安い


が外貨預金と比較した際の積立FXのメリットです。

因みに外貨預金と比べた積立FXのデメリットはないと思います。

口座もすぐ作れますし、手数料も安い。

強いてあげるのであれば、多少FXの知識が必要なことくらいでしょうか。

まとめ

【外貨預金と比べた積立FXのメリット 】

①レバレッジをかけることが出来る
②手数料(スプレッド)が安い

・外貨預金と比べた積立FXのデメリットはない。

・強いて上げるとすると、多少FXの知識が必要。

3.積立FXができる会社と積立FXの始め方

① 積立FXができる会社

実は積立FXが出来る会社は非常に少なくSBIグループの2社しかありません。

①SBI証券
②SBI FXトレード

どちらがおススメかというと「SBI FXトレード」です。

SBI証券はもともと証券会社から始まり、SBI FXトレードは後にFX専業の会社として設立されたこともあって、以下の点がSBI証券より優れています。

①通貨ペアの種類が多い
②スワップポイントが高い


特に個人投資家に人気のあるトルコリラの扱いがることは、大きなメリットになるかと思います。

② 積立FXの始め方

SBI証券もSBI FXトレードもWEBから登録をして無料で口座開設が可能なのですが、

SBI証券についてはFX口座のほかにも複数の証券口座や商品先物の口座など様々な種類の口座があるので間違えないようにしなければなりません。

その後、積立FXの(通常のFXとは別の画面)で、

どの通貨ペアを
レバレッジ何倍で
いくらずつ積み立てるか

を選択します。

下のキャプチャはSBI証券の積立FXの申込画面ですが、このようにシステムが自動的に面倒な計算はしくてるので初心者の方でも戸惑う事なく進められるかと思います。

まとめ

積立FXができるのがSBIグループの以下の2社のみ

①SBI証券
②SBI FXトレード

通貨ペアの豊富さとスワップポイントの高さで、SBI FXトレードの方がおススメ。

4.まとめ

ひと昔前までは割と外貨預金も名の知れた金融商品でしたが、今ではあまり聞かなくなりました。

積立FXは自動的に定期的に積み立てられるので、手間がかからず便利ですが、もちろん通常のFX取引で自分で積立てていくことも可能です。

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