FXにおけるポンドの特徴 手動トラリピには向いてない?
Tomo
私も少額でトレードしているポンドですが、

殺人通貨や悪魔の通貨と呼ばれるほど大きく動きます。

大きなリターンを得られる可能性のある反面、大きな損失を被る可能性もあり、

まさにハイリスクハイリターン通貨です。

今回は過去の大きな値動きの例も交えてポンドの特徴のご紹介と、

手動トラリピ通貨としてどうなのか?を探っていきます。

1.ポンドってどんな通貨?

ポンドは言わずもがなイギリスの通貨で、英ポンドと表記されたりします。

特徴としてはこんな感じです↓

ポンドの特徴

①世界4位の取引量だけど、、、
②原油価格にも影響を受ける
③値動きが超激しい
④投機対象となりやすい
⑤初心者向きの通貨ではない

それでは1つずつ深堀して見ていきましょう♪

① 世界4位の取引量だけど、、、

ポンドはドル、ユーロ、円に次ぎ世界4位の取引量を誇ります↓

参考:OANDA JAPAN

ただ主要通貨の中では取引量が一番少ないので、ペアとなる通貨によっても値動きの大きさが変わります。

主要通貨ペアの中で比較的一番安定しているのが欧州通貨同士の「ユーロ/ポンド」

一番よく動くのが「ポンド/円」です、

その中間が取引量の多い「ポンド/ドル」となります。

ちなみに私はトレードしたことがありませんが「ポンド/豪ドル」はめちゃくちゃ良く動くそうです。

怖くてトレードしてみようとも思いませんが、、、

始めてポンドの絡む通貨ペアをトレードする際は、比較的値動きの少ない(と言っても他の通貨と比べると動きます)、

ユーロ/ポンドから始めることをおススメします。

② 原油価格にも影響を受ける

先にお伝えしておくと、ポンドは原油価格の影響を受けるのですが、

為替が原油価格に連動するほど大きくは影響を受けませんので、

あくまでポンド価格(価値)を形成する一因として見ていただければと思います。

また、意外だなと思った人もいるかと思いますが、実はイギリスも原油を産出しています。

北海油田と呼ばれる北海にある油田群が存在しており、

イギリス・ノルウェー・デンマーク・ドイツ・オランダの各経済水域にまたがって存在しています。

2019年の産油量を見るとイギリスは産油量世界19位に位置しており、

EU(加盟国)の中では1位の生産量を誇ります。

ご参考までに下記は2019年産油量TOP20です。

※ノルウェーがランキングインしてますが、EU非加盟国ですのでEU加盟国の中ではイギリスが産油量NO1となります。

参考:GLOBAL NOTE

③ 値動きが超激しい

値動きの激しさは有名なので知っている人も多いかと思いますが、

主要通貨としては取引量が少なめなのが理由で、激しい値動きとなってしまいます。

後述する投機対象となりやすい側面も影響しているかと思います。

実際にどの程度値動きが激しいのか、

過去の値動きの激しかったビッグイベントを振り返ってみましょう。

下記のチャートは2007年以降のポンド/円の月足です。

直近の一番大きな暴落だと、2016年に行われた「イギリスEU離脱の是非を問う国民投票」です。

実はこれ、投票のあった6/23を1時間足で見ると160円台から133円台へと、

7時間の間に約27円下落しています。

さすがにこれだけ短期間の間に27円も下がるとロスカットに合う確率大ですね 怖。

ただ意外にも2017年以降は比較的落ち着いていて、

今年2020年3月のコロナショックもそこまで大きな下落はありませんでした。

まあ一般的には大きな下落なのですが、過去のビッグイベント比べると、ですね。

④ 投機対象となりやすい

理由は明確で①で示した通り取引量が少ないことが原因です。

取引量が少ないということは、潤沢な資金を持つ機関投資家などが大きな資金で売買すると、

母数の少ない通貨ペアの為替レートも大きく動いてしまします。

高金利通貨(トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドなど)の為替レートが

たびたび大きく動いてしまうのも取引量の少なさが一因となっています。

⑤ 初心者向きの通貨ではない

はい、ポンドは初心者向きの通貨ではないです。

取引量が主要通貨と比べて少なく、値動きも激しいので中級者以上向けの通貨と言えるかと思います。

これまでにご紹介した①~④の総括のようですが、これらの理由からFXに慣れていない方はおススメしません。

2.手動トラリピの運用でポンドはあり?

結論から言うと、もっと手動トラリピに向いている通貨があるので、

先にそっちで運用始めた方が良いです笑

ここら辺の通貨がよく手動トラリピで使われているのではないでしょうか↓

・メキシコペソ/円
・カナダドル/円
・ユーロ/円
・豪ドル/NZドル

もちろん他にも手動トラリピ向き通貨はありますが、

上記4通貨ペアが多い印象です。

これらの通貨ペアが良く使わている理由は、以前に手動トラリピで使う通貨の選び方をまとめているので、

ぜひ見てみてください♪↓

ポンド/円もコロナショック以降は一定の幅のレンジで動いてますが、

個人的にはあえて1つ目の通貨として選ばなくても、、、という気がします。。

と言いながら実は少額で手動トラリピ運用していますが(ポンド触ったことなかったのでお試しで)。

一応ハマると週利5%超なんてとんでもない利益率になることもありますが、

ポンドを触ったのがコロナショック後からなので、今後も少額で運用してながら様子を見ていきます。

ということでポンドは本章の冒頭でご紹介したカナダドル円などの、

もっと手動トラリピ向きの通貨を運用(経験)した上で検討した方が良いかと思います。

さいごに、

手動トラリピの始め方/設定/通貨選びなど、手動トラリピについての情報はこちら↓に詰め込んでいるので、

ぜひ一度見てみてくださ~い♪

現在運用中の手動トラリピ実績と、その実績を出した設定はこちら↓の記事に纏めています。

皆さんの手動トラリピ運用の一助になると嬉しいです♪

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