【やり方/始め方】手動積立FXでスワップ投資~ほったらかし投資~
Tomo
手動積立?と思った方も多いかと思いますが、

FX会社の自動積立サービスを使わずに毎月自分で積立をします。

そうすることで、自動積立サービスの取り扱いのない通貨ペアを選べたり、

スワップポイントの高いFX会社を選んで実施することができます。

今回は手動積立の通貨選びと、通貨ごとのおススメFX口座をご紹介します。

1.通貨選び

手動積立FX(スワップ投資)をするにはまずは投資対象の通貨を選びます。

当たり前ですが笑

広い意味での高金利通貨はこんな感じです↓

高金利通貨

①トルコリラ
②メキシコペソ
③南アフリカランド
④カナダドル(最近微妙、、)
⑤オーストラリアドル(以下豪ドルと表記)
⑥人民元
⑦スイスフラン

①~⑥はクロス円ペア(○○/円)のロング、

「スイスフラン」のみ、
「ドル/フラン」 or 「ユーロ/フラン」 or 「ポンド/フラン」のロングで運用します。

円/フランのロングはマイナススワップなので。。

一応補足しておくとユーロ/円などショートでプラススワップとなる通貨ペアもあります。

ただ一般的には高金利通貨のショートはマイナススワップとなるので、

基本は高金利通貨+ロングのセットとなります。

とは言えこれだけあるとちょっと迷いますよね、、

通貨の選び方もいくつかあるので、いくつかの視点からご紹介します。

① 資金効率で選ぶ

これが一番分かりやすいかと思いますが、まずはそれぞれの通貨のスワップポイントを見てみましょう。

↓はどの通貨もスワップポイントが高めな「LIGHT FX」の執筆時のスワップポイントです。

※1万通貨あたり/日のスワップポイントとなります。

※このあとシミュレーションが続きますが、都合上為替レートとスワップは固定で計算しています。

為替レートとスワップは常に変動しますので目安というか、

ポテンシャルはこれだけあるのか! という視点で見てもらえると嬉しいです。

スワップポイント一覧

①トルコリラ   :25円
②メキシコペソ  :7.1円
③南アフリカランド:10円
④カナダドル   : 3円
⑤豪ドル     :10円
⑥人民元     :7円
⑦ドル/フラン   :10円
'⑦ユーロ/フラン  :10円
'⑦ポンド/フラン  :16円

トルコリラが圧倒的に高いのでトルコリラを積立てつつ、

通貨の分散でポンド/フランも積み立てておけば良さそうに見えますね。

ただこれ証拠金がそれぞれ全然違うので、スワップポイントの割には証拠金が高くて、

実質のスワップポイントは低かったりします

執筆時の為替レートで1万通貨の証拠金を、スワップポイントで割って効率を見てみます。

数字が少ないほど資金効率が良いという判断ができます。

トルコリラを例にすると、レートを14円として

(14円×10,000通貨 ×4%)÷ 25 = 224

()は証拠金の計算となります。

それではそれぞれの通貨の計算を一覧で見てみましょう。

資金効率一覧

①トルコリラ   :224
②メキシコペソ  :293
③南アフリカランド:280
④カナダドル   :10,800
⑤豪ドル     :3,160
⑥人民元     :909
⑦ドル/フラン   :4,140
'⑦ユーロ/フラン  :5,082
'⑦ポンド/フラン  :3,177

圧倒的に「トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランド」が資金効率が良いですね。

これをスワップポイントで表すと、もっと具体的にイメージできるかと思います。

資金10万円(レバレッジなし)でそれぞれ1年間保有した場合のスワップポイントを比較してみます。

資金効率一覧

トルコリラ   
 7,142通貨/6,517円
メキシコペソ  
 19,230通貨/4,983円
南アフリカランド
 14,285通貨/5,214円
カナダドル   
 1,234通貨/135円
豪ドル
 1,265通貨/461円
人民元
 6,289通貨/1,606円
ドル/フラン
・・・以下長くなるので割愛します。(効率悪い)

どうでしょう?

スワップポイントで比較すると実感わいてきませんか??

資金効率だけで見ると、証拠金が安い(レートの低い)

トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランド

がおススメ
なことが分かりました。

② カントリーリスクで選ぶ

特にトルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドですが、

新興国なのでカントリーリスクが高いです。

金融政策への政治介入や、汚職、そもそも基礎経済が脆弱などなど。

さらにはデフォルト(債務不履行)リスクも先進国と比較すると高いですね。

これらが現れるともちろん自国通貨の価値が下がりますので、

われわれも損失を被ることになります。

そこで※格付け会社の各国のランクを比較してみましょう。

格付け会社としては。S&P、ムーディーズ、フィッチ

の3社が有名ですが、ここではS&Pの格付けで比較していきます。

※スイスフランとのペアのアメリカ・イギリスも追加していますが、

EUは国ではないのでここでは、記載していません。

格付け(S&P)一覧

①トルコ    :B⁺
②メキシコ   :BBB
③南アフリカ  :BB⁻
④カナダ    :AAA
⑤オーストラリア:AAA
⑥中国     :A⁺
⑦スイス     :AAA
⑧アメリカ   :AA⁺
⑨イギリス  :AA

細かい定義は割愛しますが、A以上は信用リスクが低い

BB以下は投資不適格と定義されています。

つまりトルコと南アフリカは相当な信用リスクがあります。

メキシコ(BBB)もギリギリ投資適格のレーティングです。

その他の国はさすがと言うべきか、投資対象として問題ないですね。

※厳密には格付けは国ではなく国債が対象となり、国家の総合的な債務履行能力を評価したものです。

③ 通貨の相関性で選ぶ

株と債券は逆相関の動き(反対の動き)をするなんて言いますが、

通貨ペアの中でも相関関係があります。

今もっている通貨ペアと相関性の無い動き、もしくは相関性が分かれば、

ある程度リスクヘッジができますよね?

例えばクロス円通貨ペア(特にメキシコペソ円とカナダドル円)と、

ユーロ円は相関性がある(同じような動き)など。

この場合はクロス円でロングの場合はユーロ円でショートをもっていれば、

どちらかで含み損を抱えている場合は、もう一方で含み益が出ているはずです。

つまり疑似的な両建て状態と言えます、それもスワップポイントをもらいながら。

必ず同じ動きをするわけではない点は要注意です。

他にもドル/フランはクロス円ペアと相関性の無い動きをするとか。

効率だけではなく安全面も考慮すると、多少効率を犠牲にしても、

相関性を考慮した異なる通貨ペアを持つとグッと安定性が高まります。

相関性についてはOANDAなどのFX会社でも一部公表しされています↓

参考:OANDA JAPAN

数字の見方はこちら↓

相関性の見方

・0.0 から 0.2
 相関が非常に弱い、ほとんどない
・0.2 から 0.4
 相関が弱い、低い (あまり顕著でない)
・0.4 から 0.7
 相関が中程度
・0.7 から 0.9
 相関が強い、高い
・0.9 から 1.0
 相関が非常に強い

-(マイナス)は逆相関(逆の動き)。

相関係数を参考にしても良いのですが、

私は検討している通貨ペア同士の月足チャートを見比べたりしています。

数字見てもあまりイメージが湧かないので・・。

2.おススメ通貨ペア

どれが一番おススメというのは、なかなか難しいのですが、

分散投資の意味でも2,3通貨には分けた方が良いです。

効率重視であれば、

①トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランド

の3通貨。

そこにリスクヘッジを考慮すると、

②上記3通貨から1,2通貨+ユーロ円売り

などでしょうか。

フラン絡みの通貨ペアは相関性が低いのでリスクヘッジに良いのですが、

ちょっと効率が悪いですね。

豪ドル・カナダドルはクロス円ペアなので、分散投資効果が薄く、

効率も今は悪いのでこちらも除外。

そうすると、

上記①・②あたりが良いかと思います。

実際私は①のトルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランド

でスワップ投資しています。

あと、手動トラリピと同じ口座なのでユーロ円売りもあります♪

3.おすすめFX口座

通貨とごにおススメのFX口座は変わってきますので、

ここでは通貨ごとのおススメFX口座をご紹介します。

ただスワップポイントは都度変動してしまうので、

大体いつもスワップが高いよ~というFX会社を、

通貨別のおススメでご紹介します。

※a.b.cの順番は執筆時点でスワップポイント高い順に記載しています。

① トルコリラにおススメ

a. FXプライム byGMO

約定力の高さで定評のある、FXプライムですが、

スワップポイントも高めです。

以前はメキシコペソのスワップが一番高い口座でした。

FXプライム byGMOを見てみる

b. 外貨ex byGMO

paypayポイントの付与などユニークなキャンペーンもある外貨ex byGMO。

1万通貨からの取引と言う点が少しネックですが、

paypayを普段使う方は検討してみては?

外貨ex byGMOを見てみる

c. LIGHT FX

以前までスワップポイントが一本値でしたが、

今もなおロングとショートのスワップ差の少ない優良口座。

手動トラリピで人気の口座ですが、スワップ投資口座としてもおススメです。

LIGHT FXを見てみる

② メキシコペソにおススメの口座

a. セントラル短資FX

メキシコペソといったらここ!

スプレッドも0.2銭と最狭でスワップも高いので、

裁量トレードでもスワップ投資でもメキシコペソなら、

セントラル短資FX一択ですね!

セントラル短資FXを見てみる

b. LIGHT FX

ここ最近だとメキシコペソのスワップポイントが一番高い!

もう説明は不要ですよね?

LIGHT FXを見てみる

c. LION FX

スキャルピングで有名なLION FXですが、実はスワップポイントが高めです。

ものすごく高い!というわけではないのでご参考までに。

LION FXを見てみる

③ 南アフリカランドにおすすめの口座

a. FXプライム byGMO

また登場しましたFXプライムさん。

トルコリラもスワップ投資するなら一緒にいかがでしょうか?

FXプライム byGMOを見てみる

b. LIGHT FX

3通貨どのスワップも高い優良口座。

3通貨同じ口座でまとめてスワップ投資したい場合には、

特におススメです。

LIGHT FXを見てみる

c. DMM FX

ここで初めてDMM FXの登場です。

アプリから通貨ごとの実績が見れたりと、便利な機能が多く取引アプリが魅力的です。

DMM FXを見てみる

④ カナダドルにおすすめの口座

a. みんなのFX/LIGHTFX

もう説明不要かと思いますが、カナダドルでも優秀なスワップ設定です。

みんなのFXを見てみる LIGHT FXを見てみる

b. DMM FX

意外にもDMM FXはカナダドルのスワップが高いです。

取引アプリのUIも見やすいの一度試しに使ってみるの良いかもしれませんね♪

DMM FXを見てみる

c. LION FX

LIONFXも2回目の登場です。

ちなみに今はおせちとカレーがもらえるキャンペーン実施中です♪

LION FXを見てみる

⑤ 豪ドルにおすすめの口座

↑のカナダドルと全く同じ順位だったので、割愛しま~す。

⑥ 人民元におすすめの口座

a. みんなのFX/LIGHTFX

びっくりするくらい、いろんな通貨のスワップが高いですね。

みんなのFXを見てみる LIGHT FXを見てみる

b. サクソバンク証券

ここで外資が入ってきました。

外資の場合はスワップポイントの変動がとても激しいので、

注意が必要です。

サクソバンク証券を見てみる

c. SBI FXトレード

SBI FXトレードはシステムに定評があり、

○○ショックのような暴落時でも大きくスプレッドが開かないので、

とても安心感のあるFX会社です。

SBIFXトレードを見てみる

⑦ ドル・ユーロ・ポンド/スイスフラン

ここではスイスフラン絡みの通貨ペアを纏めてご紹介します。

a. LION FX

ちょっとマニアックな通貨ペアも押さえているところが、

さすがヒロセ通商さんですね。

スキャルピングもできる、二刀流口座です。

LION FXを見てみる

b. DMM FX

初心者向けのイメージが強いDMM FXですが、

意外にもフラン絡みの通貨ぺもキチンと押さえており、

スワップポイントも高めです。

DMM FXを見てみる

4.スワップ投資を始める前に

スワップ投資は超長期保有という性格上、

特有の注意点もあるので、

始める前にこちら↓記事を読んでもらえると安心して始められるかと思います♪


手動積立FX(スワップ投資)については、始め方や通貨選び、運用のポイントなど、

↓の記事にまとめているので是非見てみてください♪

ただ記事内で少し触れましたが、

手間はほったらかしのスワップ投資よりかかるものの、

手動トラリピの方が利益率が良いので、

私はFXの大半の資金はこちらに使っています。

一応いまのところ、、「手動トラリピ」という運用手法で毎月安定的な利益を出していて、

もちろん投資なので「絶対もうかる」とか、「損はしない」という分けではないですが、

やみくもにトレードするりも安定した投資方法です。

手動トラリピの始め方/設定/通貨選びなど、手動トラリピについての情報はこちら↓に詰め込んでいるので、

ぜひ一度見てみてくださ~い♪

現在運用中の手動トラリピ実績と、その実績を出した設定はこちら↓の記事に纏めています。

皆さんの手動トラリピ運用の一助になると嬉しいです♪

TwitterにてFX相場状況や実績などツイートしていますので、

ぜひフォローして頂けるとうれいしいです!

おすすめの記事