手動トラリピの常連!カナダドル円の特徴!今後の予想は?
Tomo
クロス円通貨ペアでは手動トラリピ最強と言われているカナダドル円ですが、

やはり今でもその実力は健在で、多くのトラリパーの方に運用されています。

そんなカナダドル円の特徴(おススメポイント)と、今後の予想?

と、おススメFX会社をご紹介します。

1.カナダドル円が手動トラリピにおススメな理由

今となっては定番のカナダドル円ですが、

あらためてなぜ手動トラリピにおススメなのか?

見ていこうかと思います。

カナダドル円のおススメポイントはこちら↓

カナダドル円のおススメポイント

①長期的なレンジを形成している
②ボラティリティが高い
③信用度(格付け)が高い

それではこの後からもう少し詳細に見ていきましょう。

① 長期的なレンジを形成している

これは手動トラリピ通貨には必須の条件ですが、

直近4,5年くらいは同じレンジで動いています

↑は2017年以降のカナダドル円の月足です。

17年9月に付けた高値「91.6円」~コロナショックが起きた20年3月の安値「73.8円」の間で推移しています。

上下幅はおおよそ「1,780pips」です。

オセアニア通貨同士で安定している、オージーキウイこと「豪ドル/NZドル」でも、

「1,500pips」程度の上下幅なのでカナダドル円もなかなか優秀ですね。

この上下幅が大きいとそれだけトラップを仕掛ける本数が多くなるので、

より多くの資金が必要になりますし、収益にならないトラップが増えるので、

利益率も低くなってしまいます。

② ボラティリティが高い

カナダドル円はボラティリティが高い、つまり値動きが激しい通貨ペアです。

手動トラリピは決済益がメイン収益なのでこれも重要な要素ですね。

ということで、2020年のボラティリティランキングを見てみましょう↓

参考:ヒロセ通商https://hirose-fx.co.jp/category/market/volatility/index.html

これは20年の1分足の「高値⇔安値」の差を合計したものです。

さすがにポンド絡みの通貨が上位を占めていますが、、

手動トラリピでよく使われている通貨で見てみると、

ユーロ円、豪ドル/NZに続いて3位に位置しています。

メキシコペソ円やドルフラン、ズロチユーロなどよりよく動く通貨ということが分かるかと思います。

あまりボラティリティが無いと、決済されないのですが、

ポンド絡みの通貨は上下幅が大きく多くの資金が必要になりますが、

その点カナダドル円は、上下幅とボラティリティのバランスが取れた通貨と言えるかと思います。

③ 信用度(格付け)が高い

信用度(格付け)については↓の記事1章-②で詳しく書いているのですが、

格付け会社であるS&Pの格付けは↓のようになっています。

格付け(S&P)一覧

①トルコ    :B⁺
②メキシコ   :BBB
③南アフリカ  :BB⁻
カナダ    :AAA
⑤オーストラリア:AAA
⑥中国     :A⁺
⑦スイス     :AAA
⑧アメリカ   :AA⁺
⑨イギリス  :AA

カナダはアメリカやイギリスよりも高い格付けを受けています。

信用度についてはほぼ心配することは無いですね。

つまり政治不安や脆弱な経済に起因する急落リスクが少なく、

もちろんデフォルト(債務不履行)の可能性も極めて低いので、

安心して投資できる通貨と言えますね。

④ カナダドル円良いとこまとめ

カナダドル円のおススメポイント

①長期的なレンジを形成している
②ボラティリティが高い
③信用度(格付け)が高い

直近4,5年の長期でレンジを形成してレートの上下幅が限られる中、

ボラティリティが高く良く動くので決済が多くなる、

つまり利益が取りやすくなる。

そしておまけに信用度も高いので、安心してトレードできます。

以上をふまえると、

クロス円通貨ペアの中では一番手動トラリピに向いている通貨かなと思います。

2.カナダドル円の注意点

クロス円通貨ペアでは一番手動トラリピに向いているカナダドル円ですが、

いくつか注意点もあります。

カナダドル円の注意点

①スプレッドが広め
②原油価格とアメリカ経済に影響を受ける
③今はスワップポイントは少ない

① スプレッドが広め

これは手動トラリピにおいては痛いデメリットなのですが、

スプレッドが割と広いです。

FX会社によって異なりますが、

ドル円やユーロ円が大体0.1銭~0.6銭くらいかと思いますが、

カナダドル円は1.5銭~1.9銭くらいです。

他新興国通貨(トルコリラなど一部除く)でも、もっと狭いスプレッドですね。。

(もちろんもっとスプレッドが広いFX会社もあります。)

流動性を考えると仕方ないのかもしれませんが、

あまり狭いトラップ幅で仕掛けると、

スプレッドの影響が大きく出てきてしまう
ので要注意です。

ちなみに私がカナダドル円の手動トラリピで使っている「みんなのFX」は、

記事執筆時点で1.6銭というスプレッドです。

② 原油価格とアメリカ経済に影響を受ける

これは良い影響も悪い影響もどちらもですが、

産油国であるカナダは原油価格の影響を受けますし、

アメリカの隣国で経済関係が密接なのでアメリカ経済の影響も受けます。

以下は2019年の世界産油量ランキングですが、カナダは4位にランクインしています。

参考:GLOBAL NOTE

そしてカナダドル円と米ドル円の月足チャートの比較はこちら↓

割と似たような動きをしていますよね??

米ドル円とカナダドル円は正の相関性(同じような動き)があるので、

全く同じ動きではないですが、おおよそ似たような動きをします。

お互いに産油国で経済に密接な関係があることが分かりますね。

③ 今はスワップポイントは少ない

コロナショック前まではスワポ投資として使われることもありましたが、

現在は政策金利が0.25%と低金利のためスワップポイントも、

FX会社によって異なりますが、1万通貨あたり1~3円くらいの推移となっています。

手動トラリピの場合は決済益メインなので、

おまけのスワップポイントは目を瞑るとしましょう。。

④ カナダドル円注意点まとめ

①の通りスプレッドが少し広いので、トラップ/利確幅を狭くし過ぎないように設定し、

原油とアメリカ経済動向を注意しておきましょう。

裁量トレードしている方以外は、トレンドを知っている程度で良いと思います。

3.カナダドル円の今後

未来のことは誰も分からないのであくまで個人的見解ですが、

16年以降の月足チャート見ながらお話できればと思います。

赤線は75円の線で、ここがサポートラインとなっています。

20年3月のコロナショックで1度ヒゲは出ましたが、過去何度も75円がサポートラインとして機能しています。

2018円以降上値を切り下げながら徐々に下がっている点は気になりますが、

サポートラインを割って際限なく下がり続けるのは考えずらいので、

75円を下限にどこまで上がっていくかが焦点になるかと思います。

ただ現在は2020年のコロナショック以後の高値「81.9円」を超えて、

「82.1円」をつける場面もあったので、少し期待しても良いかもしれません。

4.カナダドル円におススメのFX口座

カナダドル円で手動トラリピを行うなら、「LIGHT FX」「みんなのFX」ががおススメです。

スプレッドは1.6銭と最狭クラスでスワップポイントも3円とここ最近では一番高いからです。

なので他の口座を使う理由がないですね!

LIGHT FXを見てみる みんなのFXを見てみる


と、本編はここまでですが、

手動トラリピの始め方/設定/通貨選びなど、手動トラリピについての情報はこちら↓に詰め込んでいるので、

ぜひ一度見てみてくださ~い♪

現在運用中の手動トラリピ実績と、その実績を出した設定はこちら↓の記事に纏めています。

皆さんの手動トラリピ運用の一助になると嬉しいです♪



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