外貨通貨同士ということで少し敬遠されがちです。
でもよく見てみると使いやすい通貨だったりします。
今回はそんなユロポンの特徴を探っていきます。
Contents
1.ユーロポンドの特徴
何かの通貨とのペアではなく、シンプルにポンドについては↓でも紹介しているので、
少し重複する部分もありますが、ユロポンの特徴はこんな感じ↓
①取引量がそこそこ多い
②値動きがそこそこ激しい
③ちょっと初心者向きではないかも
ではもう少し詳しく見ていきましょう。
① 取引量がそこそこ多い
さきほどリンクを貼った記事でユーロの取引シェアは、
世界第2位、ポンドは3位と紹介していますが、
これを通貨ペアごとに見ると、ユーロポンドは9位となります↓
参考:IG証券{国際決済銀行(BIS)の調査(2019年4月)を基に作成}
①ユーロ/米ドル
②米ドル/日本円
③ポンド/米ドル
④豪ドル/米ドル
⑤米ドル/カナダドル
⑥米ドル/人民元
⑦米ドル/スイスフラン
⑧米ドル/香港ドル
⑨ユーロ/ポンド
⑩米ドル/韓国ウォン
全通貨ペアが何種類あるか分かりませんが、
少なくともFXで一番取り扱い通貨の多いIG証券は約100種類の通貨ペアの取り扱いがあるので、
その中での9位ってすごいですよね?
取引シェアとしては2%とのことですが、通貨ペアの数を考慮すると大きなシェア(取引量)ですね。
取引量が多いということは、流動性の低いタイミングを狙った大型注文で、
急にレートが動くことも少なくなるので、少なくともマイナー通貨よりは全然安心ですね。
② 値動きがそこそこ激しい
ポンド絡みの通貨ペアの宿命ですが、値動きが激しいです。
ポンド絡みの通貨ペアは、「ポンド/ドル」・「ユーロ/ポンド」・「ポンド/円」・「ポンド/豪ドル」
などがありますが、その中では一番値動きがおとなしい通貨ぺアとなります。
ポンド初心者の方はユロポンから始めると安心?かもです。
ちなみに値動きの激しい順に並べると
ポンド/豪ドル
↓
ポンド/円
↓
ポンド/ドル
↓
ユーロ/ポンド
となります。
③ ちょっと初心者向きではないかも
ポンド絡みの通貨ペアの中では比較的大人しいとは言え、
やはりボラティリティは高いので注意が必要です。
また外貨通貨ペアなので、ロスカットレートや証拠金の確認などが円単位での計算でないので、
FXを始めたばかりの方は少し混乱してしまうかもです。
2.ユロポンのメリット/デメリット
ここではユーロポンドのメリット/デメリットをまとめした。
①直近4年はレンジを形成
②クロス円通貨ペアと相関性が低い
③ボラティリティが高い
①スプレッドが広い
②東京時間は無風
このあとからもう少し詳細を見てみましょう。
① ユーロポンドのメリット
a. 直近4年はレンジを形成
早速ですがユーロポンドの月足を見てみましょう。
2017年以降で見てみると、安値の「0.82770」~高値の「0.85947」で動いています。
上下幅は「3,170pips」です。
ヒゲではなく実体で見ると「1,800pips」程度ですが。
オージーキウイが約「1,500pips」程度なので倍くらい上下幅がありますね。
レンジと言うには少し高低差がありますが、一応この範囲内で動いています。
まあ上下幅の高さはボラティリティの高さで補っているので問題ないでしょう。
b. クロス円通貨ペアと相関性が低い
クロス円通貨ペアはリスクオフ時に同時に下がってしまうことが多いですが、
ユーロポンドはこのクロス通貨ペアとの相関性が低いです。
※後述のポンド/円を除く
↓の記事の2章でも紹介しているのですが、
↓のチャートはカナダドル円・豪ドル/NZドル・ユーロ/ポンドの月足です。
ご覧の通りカナダドル円とあまり関係ない動きをしてますよね?
クロス円通貨ペアばかり保有していると、リスクオフ時に同時に下げてしまうので、
クロス円通貨ペアを保有している人にはおススメです。
最後に1点補足しておくと、
「ユーロ/ポンド」と「ポンド/円」は強い逆相関の関係にあります。
つまり一方が上がれば一方が下がり、一方が下がれば一方が上がる状況です。
完全に逆の動きではない点はご注意下さい、あくまで強い逆相関の関係です。
ですのでクロス円通貨ペアの中でもポンド円だけは、特別と認識していただけたらと思います。
c. ボラティリティが高い
ポンドは値動きが激しいことで有名ですが、ユーロポンドもちろん例外ではないです。
一応ポンド絡みの通貨ぺアの中では一番穏やかな動きですが、、
↓は2020年の1分足の「高値⇔安値」の差を合計したものです。
ユーロポンドはボラティリティが高いという割には16位という結果となっています。
これは欧州通貨同士と言う性格上、東京時間でほとんど動きがないことが影響しているかと思います。
皆さん取引する時間帯は仕事が終わる欧州時間以降が多いかと思いますので、
実際にトレードする時間帯に限ると、実質はもっと上位にランクインするかもしれませんね。
② ユーロポンドのメリット
あらためてですが、ユーロポンドのデメリットはこちらです↓
①スプレッドが広い
②東京時間は無風
a. スプレッドが広い
めちゃくちゃスプレッドが広いわけではありませんが、主要通貨ペアと考えるとちょっと広めです↓
↑はLIGHTFXのスプレッドですが、他主要通貨のドルやユーロ比べると広めです。
手動トラリピに大きく影響するほどではないですが、
あまり狭いトラップ幅にすると利益が取りにくかったりするので、
スプレッドが少し広いことについては、頭の片隅に入れておいておくと良いかと思います。
b. 東京時間は無風
ある意味メリハリきいてて良いのかもしれませんが、欧州通貨同士の通貨ペアという性格上、
東京時間は本当に動かないです。
↓は1/15の9時~15時の15分足です。
大きく動いても5pips程度でしょうか、、
東京時間はEU,イギリス絡みの大きなイベントでもない限りは、チャートは見なくてよさそうですね。
まぁ、ここまでではありませんが他の通貨も東京時間はあまり動かないので、
あまり気にしなくても良いかと思います。
3.ユロポンおススメ口座
ユロポンおススメ口座は、手動トラリピではもはやお馴染みの、
「LIGHT FX」と「みんなのFX」です。
理由はもはや不要かもですが、記事執筆時点では一番スプレッドが狭く、
スワップポイントも高いです。
(ユロポンはショートがプラススワップです)
詳細はこちらでもご紹介してます♪
手動トラリピについては過去運用分も含めると6通貨ペアほど運用経験があり、
手動トラリピの始め方/設定/通貨選びなど、手動トラリピについての情報はこちら↓に詰め込んでいるので、
ぜひ一度見てみてくださ~い♪
現在運用中の手動トラリピ実績と、その実績を出した設定はこちら↓の記事に纏めています。
皆さんの手動トラリピ運用の一助になると嬉しいです♪
最後にTwitterにてFX相場状況や実績などツイートしていますので、
ぜひフォローして頂けるとうれいしいです!