FXのスワップポイントとは?
Tomo
他の投資商品と違いFX独特の仕組みのスワップポイント。

それほど難しい仕組みではありませんが、

今回はFX未経験者/初心者の方向けにご紹介します。

1.そもそもスワップポイントとは?

スワップポイントとは2つの通貨の金利差から得られる金利収益です。

FXはご存じの通り2つの通貨を交換する取引ですが、通貨ごとに金利が違いますのでこの差から収益が生まれます。

2.5%オーストラリアの金利 - 0.15%日本の金利 = 2.35%金利差
参考:楽天銀行

またこのスワップポイントは毎日(厳密には営業日)受け取ることができますので、

スワップポイントは外貨預金のようなイメージとなります。

もちろん金利差による収益なので通貨の組み合わせによっては以下の通りマイナスになることもあります。

※金利は内外の環境で変化しますので、下記の限りではありません。

・低金利通貨を売って高金利通貨を買う
プラスのスワップポイント
例)米ドル/円、メキシコペソ/円など

・高金利通貨を売って低金利通貨を買う
マイナスのスワップポイント
例)米ドル/ユーロ、米ドル/NZドルなど

※FXでは前半の通貨を買って、後半の通貨を売ることを表しています。

※プラスのスワップポイントを受け取っても、為替レートの変動により損失を被るリスクがあります。

2.スワップポイントは通貨によって違う

通貨によって金利が異なるのでスワップポイントも通貨によって違います。

FX会社を通しての取引の関係で同じ通貨でもFX会社ごとにスワップポイントは異なり、

金利差=スワップポイントとはなりませんが、2つの通貨の金利差が大きいほどスワップポイントも大きくなります。

因みに個人投資家に人気の高金利通貨は以下の3通貨となります。

・トルコリラ

・メキシコペソ

・南アフリカランド

さきほど触れた通りFX会社によって同じ通貨でもスワップポイントが違いますので、

具体的な数値は常に確認が必要ですが、上記3通貨のスワップポイントが高いFX口座を纏めた記事もありますので是非こちらもこちらもご覧ください!

3.スワップポイント収益シミュレーション

それでは実際にスワップポイントがどの程度の収益になるのか見てみましょう。

この記事を書いている4/24はコロナショックの真っただ中で金利・スワップポイントが異常値になっているので、数か月前の数値を参考にシミュレーションしています。

スワップポイントは日々変動しますがシミュレーションの都合上、スワップポイントは固定としてます。

① トルコリラ

FXで取り扱いのある通貨の中で一番金利が高く、高金利3通貨の中でも一番人気のある通貨です。

スワップポイントが60円/1万通貨/1日の時に10万通貨保有という条件でシミュレーションすると、

トルコリラ

・1日
→600円

・1か月
→18,000円

・1年
→219,000円

となります。

② メキシコペソ

こちらは高金利3通貨の中では比較的為替レートの動きが安定している通貨です。

スワップポイントが11円/1万通貨/1日の時に10万通貨保有という条件でシミュレーションすると、

メキシコペソ

・1日
→110円

・1か月
→3,300円

・1年
→40,150円

となります。

③ 南アフリカランド

こちらは昔からの根強いファンの多い初代高金利通貨です。

スワップポイントが15円/1万通貨/1日の時に10万通貨保有という条件でシミュレーションすると、

南アフリカランド

・1日
→150円

・1か月
→4,500円

・1年
→54,750円

となります。

④ トルコリラが一番おススメ?

さきほどのスワップポイントのシミュレーションだけ見ると、トルコリラで投資投資すれば良いのでは?

と思った方も多いかと思います。

ただ通貨ごとの価値がそれぞれで違いますので、同じ10万通貨でも金額が全然違います。

以下は数か月前にそれぞれ為替レート(目安)をもとにした取引金額です。

・トルコリラ
→17円×10万通貨=170万円

・メキシコペソ
→5.5円×10万通貨=55万円

・南アフリカランド
→7円×10万通貨=70万円

上記は取引金額の比較で実際に必要な証拠金は上記の4%となりますが、これだけ取引金額/証拠金に差が出てきます。

なので投資収益率という点ではまた違った結果となります。

4.スワップポイント受け取りスケジュール

この記事の冒頭で「スワップポイントは毎日(厳密には営業日)受け取ることができます」、

と書いていたのですが、厳密には複数日分まとめて受け取る場合もあります。

※ロールオーバーとは1日の取引終了時間を跨いで、注文を持ち越すことです。

スワップポイントの図
参考:マネックスFX

これはどういうことかと言うと、為替取引は取引日の2営業日後に決済が行われます。

2営業日後の曜日が土日など非営業日の場合は、その分のスワップポイントがまとめて入ります。

つまり木曜日は土日を含めた3日分のスワップポイントを纏めて受け取ることになります。

これが厳密にはスワップポイントの受け取りが毎日ではない理由です。

因みにゴールデンウィークや年末年始のような大型連休の場合は、場合によっては10日分くらいのスワップポイントを受け取ることもあるので、

一気にお金が増えてなんだか得した気分になれます笑。

5.まとめ

スワップポイントの魅力を感じ取ってもらえましたでしょうか?

今回分かりやすくするためにスワップポイントを固定でシミュレーションしたり、

売買損益(為替れレートの上下により利益と損失)については触れませんでした。

ただ実際にはスワップポイントは日々変動し、為替レートによっては大きな利益や損失が発生することもあります。

またレバレッジをかけることによってリスクとリターンが何倍にもなりますので、

この辺りはまた別の記事でご紹介できればと思います。

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