

通貨を選ぶ際に皆さんは何を基準に選びますか?
もちろんスワップポイントの高い通貨という選び方もあるかと思いますが、
特に新興国通貨はリスクのある通貨です。
そのリスクを相関係数をうまく利用して軽減できたらよいですよね?
今回は相関係数を利用してリスクを下げる運用方法をご紹介します。
1.そもそも相関係数とは?
相関係数についてはこちらの記事で詳しく紹介していますが↓
相関係数とは異なる通貨(資産)の値動きの相関性を数字で表したもので、
分散投資の際に参考にします。
数値は+1~-1で表されており、数値が表す意味はこちら↓
①+1に近づくほど相関性がある(似た動き)
②±0に近づくほど相関性がない(関係ない動き)
③-1に近づくほど逆の相関性がある(逆の動き)
詳細な解説はリンクを貼った記事に譲りますが、
リンクの記事で紹介していなかった、
トルコリラと南アフリカランド、人民元も追加して、
手動積立FX(スワップ投資)に有効な通貨について検証していこうと思います。
↓はカナダドル・南アフリカランド・トルコリラの月足です。
※すべてクロス円ペア
※人民元はデータがありませんでした。。

カナダドルはリンクを貼った記事の①のグループ、
正の相関(同じような動き)のあるクロス円ペア通貨代表として入れています。
カナダドルと南アフリカランドは同じような動きをしていますが、
トルコリラはちょっと違いますね。
同じクロス円通貨ペア同士でも、トルコリラやスイスフランは正の相関性はありません。
人民元はデータが無くグラフ化できなかったのですが、
①のグループのクロス円ペアと同じような動きをします↓
上の月足が中国元円、下の月足がメキシコペソ円です。

上下幅の差はあるものの、大体同じ動きをしていますよね?
リンク記事の手動トラリピ通貨で検証した結果も踏まえると、
そしてこんな感じです↓
①カナダドル
②メキシコペソ
③南アフリカランド
④豪ドル
⑤NZドル
⑥人民元
⑦ユーロ
つまり高スワップ通貨は大体同じ動きをしているということですね。。
トルコリラは相関性が無い(通貨によって-0.5~-0.8なので少し逆相関)ので、
相関性という観点からは有効に見えるのですが、
↑のチャートからも見て取れる通りずっと下降トレンドです。。
どこで下げ止まるか分からないので(直近少し回復しましたが)、
超長期投資の覚悟が必要です。
※ちなみにスワップポイントが貯まるスピードよりも、
含み損が増えるスピードの方が速いです。
2.手動積立FX(スワップ投資)に有効な通貨は?
↓の記事で資金効率から見た実質スワップポイントを検証していますが、
記事内で比較した投資/資金効率を見ると、
トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドあたりになるかと思います。
ただこの中ではメキシコペソが比較的政治・経済が安定しているので、
メキシコペソがおススメです。
加えて正の相関性のあるユーロ円売りをセットでいかがでしょうか?
この2つは正の相関なので、疑似的に両建てしつつも、
メキシコペソ円ロング、ユーロ円ショートともにプラススワップです。
ユーロ円を入れる場合は少しレバレッジ高めでも良いかもしれませんね。
因みに私は手動トラリピ口座と同じ口座を使っているので、
ユーロ円売りは勝手に入ってきます笑。
また手動積立FX(スワップ投資)を始める際は、
ぜひ↓の注意事項を読んでみてください。
手動積立FX(スワップ投資)については、始め方や通貨選び、運用のポイントなど、
↓の記事にまとめているので是非見てみてください♪
さいごに、
手動トラリピの始め方/設定/通貨選びなど、手動トラリピについての情報はこちら↓に詰め込んでいるので、
ぜひ一度見てみてくださ~い♪
現在運用中の手動トラリピ実績と、その実績を出した設定はこちら↓の記事に纏めています。
皆さんの手動トラリピ運用の一助になると嬉しいです♪
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