信用不安で金と一緒に価格上昇?ビットコインと金の相関性
Tomo
最近価格が急上昇しているビットコインと金ですが、じつはこの2つの資産の価格には相関性があります。

そして今後も投資対象として有望株なので、その理由とおススメ投資方法もご紹介していきます。

1.ビットコインと金は一緒に上がっている?

ビットコインと金が一緒に上がっているのは事実で、厳密にはビットコインが金と同じような動きをしているためです。

下のチャートはは2020年1~8月初旬のビットコインの週足です。

3月のコロナショックで一時50万円を割り込む場面もありましたが、4月には100万円台にまで回復。

直近の8月初旬では130万円近くまで上昇しています。

続いて同じく2020年1~8月の金の週足です。

同じく3月のコロナショックで5,000円を割り込むなど大きく値を下げ、4月には6,000円近辺まで上昇しています。

8月初旬では史上最高値の7,074円をつけるところまで上昇しています。

このように事実として金とビットコインは直近では一緒に上昇しています。

2.ビットコインと金はなぜ同じような動きをすのか?

1章でのチャートの通りビットコインと金は同じような動きをしています。

ではこれはなぜなのでしょうか?

まずは金が上昇する要因を見てみましょう。

① 金価格が上昇する要因

ドルや円などの法定通貨は発行国の信用の元に価値が存在しますので通貨単体では価値を持ちません

つまり仮に通貨発行元であるアメリカや日本がデフォルト(債務不履行、会社でいう倒産)を起こせばただの紙切れとなってしまい価値を失います。

一方金は人工的に作り出せるものではなく発行元というのが存在しないので、金そのものに価値があります。

そのため「有事の金」と言われるように信用不安があった際には金が買われます

因みに金のような実物資産(それ自体に価値があるもの)は他にも銀やプラチナなどもありますが、

なぜ金が「無国籍通貨」と呼ばれるくらい世界で通貨の代わりとしても利用されているのかと言うと、金本位制のあった時代に遡ります。

金本位制とは金を通貨価値の基準とし、金と紙幣との兌換を保証する制度のことです。

金本位制は1978年まで導入されており、金は通貨として長い期間使われていたこともあり無国籍通貨として政界中で取引されています。

もちろん装飾品などの実需も価格に影響を与えますが、安全資産としての側面の強い金は有事の際に買われる傾向が強いです。

② ビットコイン価格が上昇する理由

ビットコインをはじめ仮想通貨の騰落要因は明確には分かりずらいのですが、他資産同様に需要と供給のバランスが価格に影響を与えます。

供給量(発行量)については事前に決まっているので、需要が上がれば価格も上がります。

ただ、仮想通貨においてはこの需給から動きを予測することは難しいです。

ビットコインについても発行元が存在しないので、金と同様「無国籍通貨」と呼ばれます。

ですので金と同様に信用不安があると価格が上昇する局面が多いです。

③ ビットコインと金の共通点

ビットコインと金は実物資産でモノそのもに価値があり、無国籍通貨という側面も持ちます。

そのため、信用不安などの有事の際はどちらも買われる傾向があるとご紹介してきました。

ここではビットコインと金の共通点を一度整理してみたいと思います。

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引用元:bitFlyer

このようにビットコインと金は多くの共通点も持つため、相関性のある値動きをします。

つまり繰り返しになりますが、信用不安など有事の際にビットコインも金も買われる(価格が上がる)傾向にあります。

ただ、あまりにも早いスピードで金融資産が急落した場合は手元資金を増やすために換金売りされることもあります。

先ほどの金の週足を見てみましょう。

コロナショックの2,3月を見ると上がってから下がって、その後4月くらいからまた上がってますよね?

有事の際に買われるなら上がり続けるはずです。

これは保有資産の急落により手元資金が必要になったためです。

具体的には先物やFXなどの証拠金取引で追証が発生した場合などです。

※追証 = 証拠金率が一定の比率(ロスカットレート)を下回った場合、定められた期日までに追加で預け入れる証拠金。正式には追加証拠金と呼ぶ。

コロナショック当時はパニック状態であったため、追証が発生していなくても一旦現金に逃避するという動きもあったかと思います。

3.ビットコインと金を積立投資

ここで急に積立投資の話になりますが今からでも積立投資をした方が良い理由があります。

① 緊急緩和によるインフレで実物資産の価値が上がる?

これはビットコインや金に限らずですが、インフレ(モノの価値が上がり相対的に貨幣の価値が下がる)のときは実物資産の価格が上がります

現在コロナ禍で各国が大胆な金融緩和政策を実施しており、いわゆる「ヘリコプターマネー」が市場に大量の資金が出回っています。

※ヘリコプターマネーについてはこちで解説しています↓

これは日米欧がゼロ金利となっていることからも見てとれると思います。

足元ではどちらかと言うと信用不安からくるデフレの状況ですが、ひとたび経済活動の正常化が進めばヘリコプターマネーによる金余りからインフレを引き起こす可能性があります。

インフレ時にはモノの価値が上がりますので金やビットコインといった実物資産の価格が上がるということになります。

② 長期で投資するなら積立が始めやすい

他にもCFDや先物取引、ETF、仮想通貨取引所などを通じて投資することは可能ですが、

少し長期(数年)くらいのスパンで投資をする場合は限月(ポジションを決済する期限)の無い取引や、

レバレッジをかけない取引がおススメです。

それは「ドルコスト平均法」により平均購入単価が下がるのと、裁量による取引をしないで済むからです。

ドルコスト平均法とは安いときには多く買い、高いときには少なく買うことで毎月定額を積み立てます。

ただレバレッジをかけた方が資金効率は良いのでそこは個人の判断でリスクを取りに行っても良いかと思います。

私の場合は他にもFXをはじめとする複数資産に投資しており管理が大変になるので、買ったらそのまま放置できる積立を選択しました。

③ おススメの積立投資

とういうことでここではおススメの積み立て投資をご紹介します。

a. 楽天ポイントでビットコインを積立投資

実はビットコインが楽天ポイントで買えちゃいます。

積立と言っても自動で購入はされないので、毎月自分で購入する必要がありますがお金を使わずにビットコインに投資できる点が魅力です。

詳しくは以下の記事でもご紹介しています↓

b. cheeeseで毎日無料でビットコインがもらえる

こちらはcheeseというアプリ内の記事を読むとポイントがもらえて、そのポイントに応じてビットコインがもらえるという仕組みです。

無料なのですが、毎日コツコツポイントをためる根気は必要となります。。

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c. 純金積み立て投資サービスを利用する

田中貴金属工業の「純金積み立てコツコツ♪」と耳に残るフレーズでCMがよく流れていますが、もしビットコイン積立で楽天を利用するのであれば、楽天証券さんの積み立てサービスを利用すると楽天ポイントがもらえるので一石二鳥です。

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4.その他カンタン投資サービス

今回はビットコインと金の相関性についてとその投資方法にいてのお話でしたが、

他にも投資初心者向けやホッタラカシで投資出来るロボアドなどの紹介もしていますので、

ぜひ見ていって頂ければと思います。

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