FXの損はどのくらい?FXで損をする理由とその対策
Tomo
FXを始めるにあたりやはり気になるのが、損をしてしまったという声。

FXではどのくらい損失が出るのか?

なぜ損失が出るのか?

損失が出ないように(少なく)するにはどうすれば良いか?

その理由と対策をご紹介していきます。

1.FXではどのくらい損をするの?

FXで借金をした、なんてニュースやネットでの記事を見た方もいるかも知れませんが、普通に(ルールを守って)FXで投資する分には借金を背負うハメになる可能性は少ないです

※可能性は少ないですが、追証が発生した際に手元資金が無く借金する可能性はあります。

借金をしてしまった方たちはルールを逸脱した方法でトレードをしてしまっており、それであればFXに限らず株や仮想通貨でも同様のことが起きてしまいます。

FXにおける想定損失の範囲は、口座内の金額と証拠金額によって変わります。

どのようにして想定損失金額が分かるのか、具体的に見てみましょう。

以下は口座へ10万円入金、1ドル100円のレートの時に1万通貨購入、強制ロスカット水準100%以下の場合です。

※強制ロスカット水準100%とは証拠金維持率が100%以下、つまり損失によって必要な証拠金額が維持できなくなってしまった状態です。

図にすると以下のイメージとなります。

上図のように投資家保護の観点で強制ロスカットの仕組みがありますので、借金をするほど損失(口座内の資金を超えての損失)が出ることは稀です。

※繰り返しになりますが借金するほどの損失(口座内の資金を超えての損失)が出るのは稀ですがもちろん、借金するほどの損失を被ることは可能性ゼロではありません。

強制ロスカットの水準はFX会社によって100%以下、50%以下など様々です。

この水準を下回るとリアルタイムでポジション(現在抱えている取引)を強制決済されるのですが、経済指標発表時など市場が荒れていて値動きが激しい時は、例えば強制ロスカット水準100%以下だとすると95%くらいで決済され、もう少し損失が出てしまうこともあります。

これは為替レートの変動が急すぎて100%ちょうどのレートで強制ロスカットの取引が成立できないためです。

では、FXで借金を背負ってしまった人はどうして、そうなってしまったのでしょうか?

2章よりFXで損をしてしまう理由を、3章より借金を背負ってしまう理由をご紹介していきます。

まとめ

FXでは投資家保護の観点から「強制ロスカット」の仕組みがあるため口座内の資金を超える損失の可能性は少ないが、相場急変の際などは口座内の資金を超える損失を被る可能性がある。

2.FXではなぜ損をしてしまうのか?

FXで損をしてしまう理由は、もちろん自分が予想した為替レートの方向と逆の値動きをしてしっまったため損失が発生してしまいます。

これはFXに限らず株などでも同じです。

まずはFX特有の原因も含め損失を膨らませてしまう原因3つをご紹介します。

① 損切りができない

これは初心者が必ずと言ってもぶつかる壁で、私も最初はそうでした。

FXでトレードする際は利益確定のポイントと損切りのポイントをあらかじめ決めておきます。

ただ、実際に含み損(未決済で未だ確定していない損失)が出てくると、「損切り=損失を確定」させることが出来なくなり、どんどん損失が膨らんでいくというものです。

損切りをしないとどんどん損失が膨らんでいくことは頭でわかっていても、いざ損失が確定するとなるとなかなか手が動かなかったりします。

② 慣れないうちから高レバレッジで取引する

FXの魅力はたしかに高いレバレッジでの取引もその一つなのですが、その分損失も大きくなってしまうので慣れないうちは低レバレッジで取引が無難です。

まずはFXの仕組みや相場感、自分なりの勝てるルールが出来てから徐々にレバレッジを上げるのが良いかと思います。

因みにこの失敗も私は経験しており、1週間たらずでスグにロスカットされてしまいました。。

③ 24時間取引可能なので、寝ている間に損失が膨らむ

24時間取引と言うのはFXの魅力でもあり、気をつけなければならない点でもろ刃の剣です。

重要人物の発言や重要な経済指標の発表、天災などが要因で私たちが寝ている間に大きく為替レートが動いてしまうことがあります。

人によってはこのような事態をさけるために、遅くとも取引画面を確認のできなくなる就寝前までにはポジションを決済する人もいるようです。

まとめ

FXで損をしてしまう主な要因3つ

①損切りができない
②慣れないうちから高レバレッジで取引する
③24時間取引可能なので、寝ている間に損失が膨らむ

3.FXで借金してしまう理由

1章でご紹介したようにFXには「強制ロスカット」の仕組みがあるのになぜ借金をする事態になってしまうのでしょうか?

その要因は主に3つあります。

① 余剰資金ではなく、生活資金で投資している

余剰資金(最悪すべてなくなっても生活に支障をきたさない資金)で投資をすることはFXに限らず投資全般に言える大原則です。

ただ、初めから大きく稼ぎたいという思いから生活資金をつぎ込んでしまう人がいるようです。

生活資金で損失が出てしまうと生活ができなくなってしまうので、借金をせざるを得なくなります。

② 損失分を借金をして取り返そうとする

ギャンブラー気質の人にありがちなのがこちらです。

損した分を借金してFXに再投資、その稼いだお金で借金を返そうという思いからですが、FXの世界はそう甘くはないのでなかなかうまくいくはずもありません。

損した時ほど冷静な判断が出来なくなってしまうので、損したときほど一度トレードを控えた方が賢明です。

③ 追証を借金して補填する

追証とは強制ロスカット水準以下となった時に追加で入金する証拠金を指します。

追証を決められた期限までに入金データきないと、強制ロスカットとなります。
この強制ロスカットを回避したいがために、借金してしまうのです。

ちなみに、FX会社によっては追証制度がなく、強制ロスカット水準以下になると追証を差し出すまでもなく、自動的にすべて決済されるところもあります。

気持ちは分かるのですが、強制ロスカット水準に達しているということは、トレード戦略が間違っていたかそもそも基本中の基本の資金管理が出来ていない、のどちらかになりますので借金などせずにそのままロスカットされるのが正解です。

ここで借金してしまうとさらに損失が膨らんでいくだけですので。

④ 口座内資金を超える損失補填

あまり頻繁に起きる例ではありませんが、相場急変時に注文が追い付かずかなり不利なレートで決済してしまうことがあります。

それでも「証拠金維持率数十%」など口座に資金が残る形が多いのですが、2015年のスイスフランショックのような超急激な相場変動だと口座内資金がマイナスとなる追証が発生します。

この場合はすでにFX会社に借金している状況なので、すぐに追証を入れる必要があります。

なので手元に追証に相当する資金が無いときは、場合によっては借金という選択もあるかもしれません。

まとめ

FXで借金をしてしまう理由

①余剰資金ではなく、生活資金で投資している
②損失分を借金をして取り返そうとする
③追証を借金して補填する
④口座内資金を超える損失補填

4.FXで損をしない(少なくする)ためにはどうすれば良いか?

FXに限らず投資全般において損を全くしないということは難しいので、どうしたら損失を抑えらるか?をご紹介します。

これはFXだけに言えることではないですが、大前提として「自分で決めたルールを守る」ことが一番重要です。

ただ、負け続けていたり、含み損が出ている状況ですと冷静な判断ができず自分で決めたルールを逸脱したトレードをしてしまい、その結果大きく損失を出すことになってしまいます。

その、自分で決めたルールは人それぞれですが特に次にご紹介する2つはとても重要で、ルール決めをしていない人はいないと言っても過言ではないほどです。

① 資金管理の徹底

初心者でありがちなのが、ついつい高レバレッジで取引してしまうことです。

慣れれば高レバレッジでも問題ないのですが、まずは低レバレッジで始めて今保有している通貨量で1円動いたら、いくら損益がでるのか

必ず把握するようにしましょう。

これを把握していないと、強制ロスカットの水準も分からないので気が付いたら強制ロスカットされていた、なんてことにもなりかねません。

② 必ず損切りポイントを決め、指値注文で機械的に損切りできるようにする

人間はどうしても損切が苦手な生き物なので、もう最初のエントリーする時点で指値注文を入れ機械的に損切りできるようにすることをおススメします。

感情に左右されないというメリットもあるのですが、何かの拍子に突然為替レートが急騰/落した際にすぐ対応できるというメリットもあります。

ニュースを確認して、そのあと取引画面を確認して、そのあとに損切り注文だとだいぶ対応が遅れてしまいどんどん損失が拡大してしまいますので。

まとめ

FXで損失を抑える方法

①資金管理の徹底
②必ず損切りポイントを決め、指値注文で機械的に損切り

5.まとめ

FXは他の投資商品と比べて高いレバレッジが魅力です。

ただ、これはもろはの剣であり同時に損失を大きくしてしまう可能性もあります。

ただ、ご紹介した通り自分で決めたルールを遵守していれば大きく損失を出すことはないはずです。

ですのでまだ慣れないうちは少額から始めて自分なりのルールが確立できてから徐々に取引額を増やしていくことをおススメします。

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