

実際にはちょっとニュアンスが違うんですよね。。
今回はFXにおいて基本となる取引時間と、取引時間における注意点をご紹介します。
Contents
1.FXの取引時間は?
FXの市場は24時間動いています。
ただし、実際に取引できる時間はFX会社によって異なります。
つまりFX市場は24時間動いているのに実際に取引できる時間は24時間ではないのです。
まずは市場が24時間動いているメカニズムと、FX会社によって異なる実際の取引時間についてみていきましょう。
① FX市場が24時間動いている仕組み
株の取引の経験のある人はイメージしやすいかと思いますが、株は東京証券所などの取引所で取引をするので、
取引所が開いている時間しか取引できません。
※PTSなどの夜間取引は説明をシンプルにするために割愛しています。
しかしFXは取引所での取引ではないので、取引所の開いている時間に縛られません。
どういうことかと言うとFX市場は取引所のような物理的な取引する場所が存在せず、それぞれがインターネットでつながっている状態を概念的にFX市場と呼んでいます。
FX市場についてはコチラの記事の4章でも取り上げていますので参考にしてみてください↓
② 各国の取引時間
さきほどご説明した通りFX市場は取引所という物理的な場所を介さないで取引するので24時間動いています。
これをもう少し分かりやすく図にすると以下のようになります。

取引所を介さないので厳密な時間の区切りはないのですが、FXでは上記の通り取引の多い地域の時間帯によって○○時間と呼ばれています。
厳密な時間の区切りが無いので、場合によっては17時までを東京時間、17時からを欧州時間と呼ぶこともあります。
あくまで時間は目安なので時間帯を意識していれば良いかと思います。
話は戻りますがこの様に前の市場の取引が少なくなってくると次の市場が時差で取引が活発になってきますので、
連続的に24時間FX市場が動ているというわけです。
③ FX市場は24時間動いているのになぜ24時間取引ができないのか?
ここまでにご説明してきた通りFX市場は24時間動いてますが、FXを取引できる時間は24時間ではありません。
それはFX会社によって取引できる時間が異なるからです。
日本のFX会社は取引時間を、朝7:00~次の日の5:00としている会社が多いです。
というのもオセアニア時間(4:00~7:00くらい)はとても取引量が少ないので、
この時間に取引システムのメンテナンスをしているのです。
因みに外資のIG証券やサクソバンク証券などはAM3:00~などかなり早い時間から取引が可能です。
以前に取引時間を纏めた記事があるのでこちらも確認して頂ければと思います↓
2.FXにおける土日・祝日の取引は?
これまでに触れた通りFXは取引所を介さないので、取引可能かどうかは注文を取り次ぐFX会社や銀行が営業しているかどうかで決まります。
先ほどの記事で簡単に触れていますが投資家の注文をFX会社が取次ぎ、
銀行で形成しているインターバンク市場に注文を出すので銀行の営業時間も関係してきます。
① 土日のFX取引
土日についてはさすがにほとんどのFX会社・銀行が休みなので取引はできません。
ただ先ほど貼ったこの記事↓でネタバレしていますが、中東は土日が休みでない地域があるので全く取引されていないわけではありません。
とはいえ取引量はかなり少ないので土日については、
多少の取引がある(FX市場が多少動いている)が、日本人が取引することはほぼ不可能です。
② 祝日におけるFX取引
祝日については年末年始やクリスマスなど世界的に共通している祝日は、
FX会社や銀行も休みなので取引できません。
ただ、○○の日など日本特有の祝日の場合などは世界の銀行は営業していますし、
国内のFX会社も営業していることが多いので取引可能です。
もちろん持っている口座のFX会社が休みであれば取引はできません。
3.その他の取引時間の注意点
FXの取引時間で他に気を付けなければならないのが、
サマータイムとオセアニア時間の流動性の少なさです。
① サマータイム
サマータイムはニュースなどで聞き覚えがある方もいるかもしれませんが、
夏になると時間を1時間を進めることです。
日本では馴染みがあまりありませんが、夏は暑くて仕事の効率が下がるので、
涼しいうちに仕事を初めて効率良く仕事をしようという狙いです。
そのためFXの取引時間も変わりますが、夏時間(サマータイム適用)と冬時間(サマータイム非適用)では、
FX会社ごとに取引時間が異なり、単純に1時間前倒しとはなりませんのでサマータイムに切り替りかわる、
もしくはサマータイムが終わるときは、取引時間の確認が必要となります。
因みに
サマータイム(夏時間)は、「3月第2日曜日~11月第1日曜日」、
冬時間は「11月第1日曜日~3月第2日曜日」
となります。
② オセアニア時間(4:00~7:00程度)
このオセアニア時間は取引参加者が少なく、流動性が少ないので要注意です。
何が要注意かと言うと、流動性(取引量)が少ないのでちょっとした注文で大きく為替レートが動きます。
※ちょっとした注文というのは通常の流動性のある市場と比較してとなります。
またFX会社にもよりますが、スプレッドが広くなりますので余計な取引コストがかかります。
ですので何か特別な狙いがあるとき以外は極力この時間帯に取引しない方が賢明です。
4.まとめ
今回はFXの取引時間についてご紹介してきました。
株などとルールが違うのでちょっと最初は戸惑いますが、取引を重ねるうちにすぐに慣れてくると思います。
土日に取引できなくて残念に思う方もいるかもしれませんが、仮想通貨のように土日も取引できてしまうと、
気持ちが休まらず、チャート分析などに充てる時間も無くなるのでこのくらいがちょうど良いのではないかと思います。
他にもFXをこれから始める方や、もっとレベルアップしたい方向けの記事もあるので是非チェックして頂ければと思います↓
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