新型肝炎/コロナウイルスはいつまで続く?為替/経済への影響を考える
Tomo
もうニュースで見ない日がないくらい話題になっている新型肝炎/コロナウイルス。

今回は新型肝炎/コロナウイルスはいつまで続くのか?

そして、為替/経済への影響はどのくらいあるのか?

本記事はこの2点について書いています。

※私は医療関係者ではないので、コロナウイルス関連の情報は信頼のあるサイトから引用しており、私の見解は記載しておりません。

1.新型肝炎/コロナウイルスいつまで続く?

皆さんが一番気になるところですが専門家の中でも意見が分かれているようです。

・3月中で終息

・4,5月で終息

・半年~1年程度で終息


などなど。

※上記は一例で様々な説があります。

① 3月中で収束説

獣医ウイルス学者で獣医学博士 、そしてスペインかぜのルーツを解明するなど、インフルエンザウイルス研究及びワクチン開発の第一人者 の「根路銘国昭氏」は3月までに終結するだろうと言っています。

根路銘氏曰く、その理由は

・コロナウイルスは高温多湿に弱い

・コロナウイルスは壊れやすく、1%の界面活性剤を噴霧するだけで殺せる

・コロナウイルスは咳や痰で飛び出しても1メートルを超えれば死滅する


との理由からです。

イチ学者/博士の仮説に過ぎないかもしれませんが、以下のWikipediaの通り権威のある方でイチ参考情報としては信頼できるものかと思います。

参考: 根路銘国昭氏

引用元: Bookservice.JP

② 4,5月で収束説

アメリカのトランプ大統領は4月には感染拡大が終息、流行データの分析が専門の北海道大学医学研究院(理論疫学)の西浦博教授 は流行は5月までと発表しています。

トランプ大統領は医療関係者ではないですが、最新の研究結果を知れる立場にあるのでイチ参考情報としてはある程度信用できるかと思います。

引用元②:東亜日報

引用元③:PRESIDENT ONLINE

③ 半年~1年、もしくはそれ以上

感染対策コンサルタントなどをされている、「高橋央」医師は報道番組バンキシャのインタビューで終息には最低1~2年程度かかると言っています。

「SARS」の封じ込めに貢献した方なので、こちらもイチ参考情報として説得力があります。

参考:新ゆり内科

引用元④:Twitter

このように、専門家や医療機関の中でも意見が割れており、WHOに至っては終息する時期は見通せないと発言しています。(当たり前かもですが)

ここで金融の話に戻りますが、いつ新型コロナウイルスが終息するか分からない状況ですので、リスクオンとなった場合の準備はしておく必要があるかと思います。

2.為替/経済への影響は?

1月から新型コロナウイルスのニュースは出てましたが、市場が強くリスクを意識したのは2/21(金)です。

【米ドル円/日足】

赤枠枠左側の陽線が2/20日、右側の陰線が2/21のローソク足です。

ドル円だけ見てもこれだけのインパクトがあり、さらに各主要指標の21日から28日騰落率を見てみると以下となっています。

※中国のPMIのみ前月の1月からの比較です。

ドル円:111.598円→108.071円 △3.527円/3.16%

ダウ:28922.4ドル→25409.4ドル △3,513ドル/12.15%

日経225:23386.74円→21142.89円 △2,243.85円/9.6%

製造業購買担当者指数(PMI) :1月/50→2月/35.7 △14.3ポイント/28.6%

非製造業購買担当者指数(PMI):1月/54.1→2月/29.6 △24.5ポイント/45.3%

米国10年債利回り:1.472%→1.156% △0.316%/21.47%

CRB:174.646ポイント→159.446ポイント △15.2ポイント/8.7%

金:1652.5ドル→1587.9ドル △64.6/3.91%

WTI原油:53.31ドル→45.26ドル △8.05ドル/15.1%

※CRBはアメリカの商品先物取引所等で売買されている商品価格から算出される国際商品先物指数で、組み入れ銘柄は金・原油・トウモロコシ・コーヒーなどの19品目で構成されます。

下落率を下落率順にグラフにすると、以下となります。

中国PMIは経済指標なので、下落率を横並びで比較できないかもしれませんが、米国10年債の利回りとCRBを見るといかに資産が債券と現金に流れているかが分かるかと思います。

因みに今回のリスクオフとの因果関係は不明ですが、仮想通貨のビットコインも下げています。

1週間程度でこれだけの影響が出ていますが、まだまだ新型コロナウイルスは終息する気配を見せておらず、さらなる経済への影響が懸念されています。

ここで特に注目すべき2指標をピックアップします。

① リスクオフ局面での金下落

まず1つ目は安全資産と言われている金も下げている点です。

有事の金というように、リスクオフ時は安全資産の金が買われる傾向があり今回も途中までは金が買われてました。

【ドル建金/日足】

左側赤枠の陽線が21日でその後買いの勢いが弱まっていき、右側赤枠の陰線の28日に急落しています。

恐らく先物などの含み損が急増し、マージンコール(追証)に充てるために金が売られたのかと思います。

つまり、そのくらい各資産の急落の幅もスピードも予想を超える、もしくは誰もが予想しえないほどだったということです。

ただ、株価下落時に金が売られることはめずらしく、そのくらい今回のコロナショックは影響が大きいと言えるかと思います。

② 中国 非製造業/製造業PMI

2つ目は中国の2月PMIです。

製造業購買担当者指数(PMI) :1月/50→2月/35.7 △14.3ポイント/28.6%

非製造業購買担当者指数(PMI):1月/54.1→2月/29.6 △24.5ポイント/45.3%

好不況の境目とされる50を大きく下回っており、この数値は2008年のリーマンショック後の38.8(製造業)よりも悪い数値です。

記事を書いている2/29時点では中国PMIが2月の経済指標で一番早かったので、今後各国で悪い指標の発表が予想されます。

3.まとめ

新型コロナウイルスの収束時期は専門家や専門機関の中でもかなり幅があり、誰も終息時期を予測できないというのが現状です。

日々損切設定が出来ている方は絶好の買い場を探すタイミングかもしれませんが、私は一部損切しないスタイルでトレードしているのでショートで両建して凌いでいます。

恐らく日本のFX投資家の方はクロス円の通貨ペアでのトレードが多いと思いますので、リスクオフで円が買われ同時に含み損、もしくは実際の損失を同時に被った方も多いのではないかと思います。

リスク分散という意味では、円の絡まないドルストレートの通貨ペアを、トレードする通貨ペアの1つに入れておくと良いかと思います。

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