どの会社で口座を作れば良い?
についてご紹介しました。
本コンテンツでは口座開設後の、実際の取引のやり方について順にご紹介していきます。
※緑色の文字はすべて関連記事ページへリンクとなります。
1.取引画面の見方
さて、口座開設が完了したところでまずは自分の口座へログインして、口座への入金と取引画面の見方を整理しましょう。
会社によってアプリやウェブサイトの作りが違うので見え方が若干違いますが、基本的な項目はどの会社も同じです。
開設したばかりの口座へは資金が入っていないので、登録した銀行口座から入金しましょう(会社によっては最初に銀行口座を登録しないところもあります)。
どの会社もWEBのマイページや口座開設したFX会社のアプリから入金が可能で、メニュー画面に入出金という項目があるかと思いますので、そちらから手続きをすすめましょう。
入金を終えたら、いよいよ取引ができるのですが、まずは基本的なところをおさえましょう。
この↓↓画面は各通貨ぺアの為替レート一覧です。
ここで各通貨ペアの為替レートなどが一覧で確認できます。
取引したい通貨ペアをタップすると、トレード(取引)画面へ遷移します。
※トレード画面へはメニューからも直接遷移できます。
左側は「売りのレート」、右側が「買いのレート」で売りと買いそれぞれ為替レートが違います。
その差のことをスプレッドと言い、赤点線で囲んだところにスプレッドが表示されています。
上記の例だと0.2銭がスプレッドとなるので、買ったばかりの場合はスプレッド分の0.2銭がマイナスの状態となります。
少し分かりやすくすると以下のようなイメージです↓↓
・売るときのレート「BID」と 買うときのレート「ASK」 には「スプレッド」と呼ばれるレートの差が存在する。
・そのため、スプレッド以上レートが動かないと利益が出ない。
2.注文方法
注文方法については、「成行注文」「指値/逆指値注文」「OCO注文」「IFD注文」「IFO注文」と種類があるのですが、ここでは初心者の方が最初に使う「成行注文」「指値/逆指値注文」についてご紹介していきます。
まずは「成行注文」
その名の通り成行で注文、つまり注文したときの為替レートで買い(売り)ます。
ただし、注文をした(注文ボタンをクリック/タップした)時に約定(注文成立)されるので、自分がここだ!と思って注文してもクリック/タップする間に為替レートが動いて、思ったのと違う為替レートで約定されてしまう場合もあります。
また、仮に表示された為替レートで注文を出せていたとしても、FXの仕組み上スリッページと呼ばれる現象で注文を出したときより高く(低く)なってしまうことがあります。
これは、ユーザーがFX会社へ注文を出してから、FX会社からインターバンク市場へ注文を出すのでどうしてもタイムラグが発生してまうためです。
こちらについては以下の記事の4章を見るとイメージがつきやすかもしれません。
「FX(外国為替証拠金取引)ってそもそもどんなもの??」
そんなリスクがあっても、成行注文が使われるのは注文までが早いからです。
下記でご紹介する指値注文は希望のレートを入力しなければならないため、特に短期売買をしている方には素早く注文を出せるのでよく使われています。
次に「指値/逆指値注文」です。
これはその名の通り「買いたい/売りたい為替レートを指定」して注文を入れ、指定したレートに達した際に注文が成立するという方法です。
こちらの使い方は想像つきやすいかと思いますが、あらかじめ指定のレートで注文を出しておけるので取引画面とずっとにらめっこしてなくても取引ができることが利点です。
1点注意しなければならないのが、指定のレートに達しなければ約定はしないので、場合によって(指定のレートの少し手前で反転など)はチャンスを逃してしまうことあります。
注文の名称が2通りありますが、指値は「今のレートより有利なレート」での注文、逆指値は「今のレートより不利なレート」での注文という定義ですので、注文方法自体は同じものとなります。
指値の使い方は、もう少し上がったら/下がったら、買おう/売ろうという時に使えるのでイメージつきやすいかと思います。
逆指値の不利なレートをわざわざ指定して、、?
というのが皆さんしっくりこないかと思います。
ずばり逆指値は主に「損切り」で使われます。
「損切り」とはこれ以上損失を増やさないように、「どこかのポイントでレートを指定」=逆指値注文を出して損失拡大を防ぎます。
例えば、以下↓↓のようなイメージです。
5.895円くらいで買いのポジションを持っていたとして、
そろそろ下がりそうだから、ここら辺(白線)で利益確定の「指値注文」を入れておこう。
「指値注文」のあともう少し上がりましたが、その後急落しているので、利益確定の「指値注文」を入れていて正解でしたね。
今度は5.905円くらいで買いのポジションを持っていたとして、思惑と反対に動いた時のために白線の位置で損切の「逆指値注文」を入れた場合です。
この注文がなければ5.895円近辺まで下がっているので、さらに損失が拡大していましたね。
指値と逆指値の使い方はこんなイメージです。
FXでは損切ができるかどうかが非常に重要となってくるので、逆指値注文は非常に重要な要素となります。
・「成行注文」は素早く注文できるため短期売買に有効だが、思ったレートで約定できるとは限らない。
・「指値/逆指値注文」は注文までの手順は多いが、レートを指定して注文できるため成行注文より希望のレートで約定できる可能性が高い。
3.注文やポジションの確認
注文が約定したら取引画面で確認してみましょう。
ちなみに、見出しの「ポジション」とは約定した注文のことで、例えば買い注文を持っていれば買いのポジションを持っていると言ったりします。
では左から順にみていきましょう。
まずは一番左の「建玉合計」
冒頭のとおり建玉とはポジションと同じ意味となります。
ですので今買いポジション/売りポジションを合計でどれだけ持っていて、含み損益やスワップポイントはどのくらいあるのか、という建玉全体のサマリー情報が確認できます。
上記の例ですと、「メキシコペソを1,200万通貨持っており含み損 18,000円抱えている」状況とのなります。
次に「建玉照会」
建玉合計がすべての建玉(ポジション)のサマリーであるのに対して、建玉照会は建玉(ポジション)1つ1つの含み損益やスワップポイントを確認することができます。
上記の例ではまだスワップポイントが発生していない状況なので、各建玉(ポジション)の含み損益の下には「0」と表示されています。
そして、「注文照会」
指値/逆指値注文やOCO注文、IFD注文、IFO注文など、為替レートを指定する注文方法で、まだ約定してない注文がここに表示されます。
ですので、即時注文/決済する成行注文はこちらに表示されることはありません。
最後に「約定履歴」
約定(注文成立)した注文がこちらに表示されます。
ですので、注文中の場合は注文照会へ、そして約定されると注文照会から約定履歴移動、というイメージとなります。
4.チャート(ローソク足)の見方
チャートにはいろいろな指標を追加できたりと、かなり幅広く奥深いのですが今回は基本中の基本の「ローソク足」の見方をご紹介させていただければと思います。
ローソク足とはある時間帯の値動きを表したもので、ある時間帯の種類によって「日足」「1時間足」「15分足」などさまざまな時間帯のローソク足が存在します。
例えば30分足であれば、ローソク1本が30分間の値動きを表しています。
それでは、ローソク単体でもう少し詳しく見ていきましょう。
ローソク足本体の上下の幅は「終値」と「始値」を表しており、
本体の上下に伸びている細長い「ひげ」と呼ばれるものは、「高値」と「安値」を表しています。
また、チャートソフトによって色の意味が変わるので一例ですが、ローソク足の色が赤の場合は1前の時間帯より上がった、青の場合は1前の時間帯より下がったという意味となります。
ここでドル円の30分足のチャート(ローソク足)を見てみましょう。
1本が30分の値動きを表しており、このチャートに29本(本当はもっと表示されてますが、キャプチャ上は)表示されていますので、30分×29本で870分、つまり14.5時間の中での値動きを表しています。
他にもひげの長さやローソク足本体の長さ、時間帯の違うローソク足などで読み取れることが違うのですが、ここでは基本中の基本なのでここまでとしたいと思います。
・ローソク足とは「ある時間帯における値動きを表したもの」
・時間帯の違うローソク足で得られる情報が違う。
5.まとめ
今回は口座開設してから実際に取引するまでに、初心者の方が疑問に思うことをまとめました。
広く浅く解説させていただいたので、それぞれのもう少し深い情報は別の記事でご紹介しようかと思っています。
最初の知識のインプットも大事ですが、実際に少額でも良いので取引してみる(アウトプット)ことで理解が各段に高まるかと思いますので、ぜひ最初は少額からでも挑戦していただけたらと思います。
こちら↓の記事でメキシコペソでのホッタラカシ投資のやり方を解説してますので是非こちらもごらんください。
「 メキシコペソの記事一覧 」
まだ、口座開設をしていない方はこちら↓でおススメのFX会社をご紹介しています。
「【初心者向け】FXの始め方(会社/口座選び~)」